Keyboard shortcuts

Press ← or → to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

2026-08-30 議事録

実施日時

  • 2026-08-30(日)Teams(オンライン)

目的

  • HPC/AIそれぞれで使える競技マシン(Iris/Gadi/NSCC Aspire-2A/AIクラウド/玄界)の位置づけと制約を整理する。
  • ポイント(core-hours)割当ルールを確認し、本番環境でのベースライン測定の進め方を決める。
  • 実験データ・ログの保存先を決める。
  • スライド提出・中間発表のスケジュールを確認する。

決定事項

  • 実験データ・ログの保存先は玄界の共有領域に集約する。ホームディレクトリのクォータが約11TBあることを確認済みで、新規クラウドストレージの契約やAPIキー発行は行わない。
  • 本番環境(Gadi等)でのベースライン測定は、プロファイラ等を何も載せない「一番軽い状態」でまず1回だけ実施し、ポイント消費量を確認してから今後の計測回数・進め方を判断する。パラメータの全探索チューニングでポイントを浪費しない(ルール上も全探索は禁止)。
  • HPC側の進め方は、玄界で並列パラメータ(ランク数・分割方法)の当たりをつける → Irisで動作確認・分割方法を検証する → Gadi(本番)へ統合する、という段階的アプローチにする。
  • 今週の目標:HPC側は本番環境で最低1回動かす。ベースライン測定とプロファイリングツールの選定に着手する。
  • 来週(研究室中間発表週)は各チームがベースライン測定結果を持ち寄る。AIチームは松村(たかひろ、現在不在)が9月の中間発表前に復帰する見込みのため、復帰後は松村の指示に従う方針とする。
  • HPC側(久保田)は、各マシンへのログイン方法まとめを翌日のゼミまでにチームへ共有する。

共有内容

スケジュール確認

  • 外部発表用スライドの提出期限は10月9日まで(当日提出のイメージ)。予行提出は今回もなし。
  • 研究室の中間発表は9月7〜8日ごろで、自チームの発表とほぼ同日程という認識。
  • この期間はサーバーを使い続ける見込み(渡辺)。

競技マシン環境の整理(渡辺・田中)

  • 公式提供の試験用マシンとしてIris・Gadi・NSCC Aspire-2A(シンガポール)の3台があり、それとは別に理研提供の玄界(九州大学のスパコン)がある。

  • HPC側はGadiとAspire-2Aのどちらでプラットフォームを選んでもよいらしい(過去参加者もHPC側の使い分けには特に言及していなかった)。

  • IrisとAspire-2Aのうち、Irisは練習期(experimentation phase)用、InfiniBand接続の記載がある方(本番機のユーザーノード)は最終ベンチマーク用という理解に至った(確証は薄い)。InfiniBand接続がある方はチームで共有する2ノードのみで他チームとも競合し、アクセスが増えると待ち時間が伸びる制約があるため、日常の実験には使わず重要な試験だけそこで行う想定。

  • AI側では「AIクラウド」というプラットフォームが実質の本番環境で、性能が一番高いと見られる。HPC側とAI側でマシンはおおむね分かれている。

  • マシンスペックの比較(久保田がAIに相談して整理)。

    マシンCPUメモリスケジューラ備考
    IrisXeon Platinum 8280DDR4Slurmコア数約50、練習用、使い放題
    GadiXeon Platinum 8490HDDR5PBS玄界と環境が近く知見を活かしやすい
    Aspire-2AAMD EPYC系--InfiniBand NDR×8接続
    玄界-DDR5富士通独自(PBS互換の商用版)コア数100〜120、ホーム容量約11TB
    • IrisとGadi・玄界はスケジューラが異なる(Slurm vs PBS系)ため、投入スクリプトの書き換えが必要という認識。

ポイント割当ルール(久保田)

  • 大会公式Slack(理研側ではない方)の「ソーシャル」チャンネルで確認した内容。
    • 初期割当:4,000ポイント
    • 1回目の追加申請:+5,000ポイント
    • 2回目(最後)の追加:+4,000ポイント
    • チーム総割当上限:13,000ポイント
  • 4ノード×40分の計測を1回と仮定すると、13,000ポイントでは23回しか計測できない試算(久保田がAIに計算させた)。
  • この上限がクラスターごとの割当か、HPC・AIチームで共有(合算)なのかが不明という懸念が残った。共有だとすると1チームあたり実質10回程度の計測しかできない計算になり深刻。

実験データ・ログの保存先検討(田中)

  • 事前に整理したメモをもとに検討。ルール上コード自体はあまり変更できず、実験・パラメータ調整が中心の作業になりそうという見立て。
  • Iris上にサンプルスクリプト・テストデータ・採点方法・最適化ガイドラインが用意されている。
  • 保存先候補を検討:
    • 大学のOneDriveは100GBまでしか使えない。
    • 個人のGoogleドライブ(学生無料枠)は久保田が1TB使用中で残り4TB程度あり、共有フォルダとして提供する案も出たが、リモートからのアップロードにrclone/rsync等が必要になり、個人アカウントの多要素認証をリモート側で扱うセキュリティ上の懸念があった。
    • Cloudflare R2等のオンラインストレージをAPIキーで運用する案も検討したが、契約・キー発行の手間とキー漏洩リスクが懸念点として残った。
  • 最終的に玄界のホームディレクトリのクォータ(約11TB)を確認し、他マシンから玄界へSSH/SCPで転送する形で共有領域に集約する方針に決定した。

ベースライン測定とポイント消費の見積り(久保田・田中)

  • 今週の目標は「ベースライン測定」と「プロファイリング」。
  • 玄界でまずベースラインを取るべきという意見(久保田)と、本番マシン(Gadi等)でも測定すべきという意見(田中)が出た。
  • プロファイリングツールをまだ選定できていない段階で本番環境のポイントを使うのはもったいないという懸念(久保田)から、まず何も載せない軽量構成で本番環境を1回だけ計測し、ポイントの減り具合を確認する方針で合意した。この「素の状態」のベースラインは、後でプロファイラを載せた際の性能比較用データ・最終提出データとしても活用できる見込み。
  • HPC側はIrisで一度動作確認してから本番環境(Gadi)で動かす方針。AI側は本番環境をいきなり使う案も出たが、明確な結論には至っていない。

ログイン方法の共有状況

  • 各マシンへのログイン方法がまだチーム内で十分共有できていないことが判明。
  • Aspire-2A系のログインは多要素認証(VPN+スマホでのワンタイムパスワード承認)が必要で導入が煩雑(渡辺がVPN設定を継続対応中)。ログイン情報は共有PowerPointに記載済みだが、平文管理でセキュリティが弱い状態(久保田)。
  • AIチームに必要なアクセス先はAspire-2A系・本番用サーバー・玄界で足りるとの整理(渡辺)。HPC側の大きめのマシン(Gadi等)は小林に依頼し、田中・久保田はIrisにログインできれば足りるとの認識。
  • 久保田が翌日のゼミまでにログイン方法のまとめをTeamsに共有することを約束した。

TODO

項目内容目的
ログイン方法の共有各マシン(Iris/Gadi/Aspire-2A/玄界)へのログイン手順をTeamsにまとめる(久保田、翌日ゼミまで)全員が同じ手順で競技マシンへアクセスできるようにする
ベースライン計測(軽量構成)プロファイラ等を載せない状態で玄界→Iris→Gadiの順にベースラインを計測するポイント消費量を把握し、本番環境での計測回数を見積もる
ビルドキャッシュ設定フルビルドに約30分かかっている状態を、キャッシュ導入で差分ビルド高速化する(田中)実験サイクルを短縮する
玄界共有領域の運用整備権限・ディレクトリ構成を決め、他マシンからのSCP転送フローを確立する実験データ・ログを一元管理できるようにする
ポイント上限の共有可否確認13,000ポイントがクラスターごとか、HPC/AIチーム共有かを公式情報で確認する計測回数の見積もりを正確にする
プロファイリングツールの選定HPC側で使うプロファイラを決めるベースライン計測後の分析に着手できるようにする
Aspire-2A使用制限の確認公式ルール・メールに使用制限の明記がないため要確認本番環境(Aspire-2A側)の運用方針を固める

次回方針

  • HPC側は玄界→Iris→Gadiの順でベースライン測定を進め、本番環境でのポイント消費量を確認する。
  • 来週(中間発表週)は各チームがベースライン測定結果を持ち寄る。
  • AIチームは松村の復帰後、その指示に沿って中間発表・実験の方針を確定する。
  • ポイント上限の共有範囲、Aspire-2Aの使用制限など未確認事項を公式情報で解消する。

参考リンク